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「三国志最高のリーダーは誰か?」という本を読んでみた

「三国志最高のリーダーは誰か」
という歴史学者の渡邊義浩さんという方が書いた本を読んでみました。

小説などの三国志はとても面白く大好きですが、史実となると詳しくは知りません。

 

この本は、歴史の先生が書いた本なので、歴史学者から見てという観点で、
ビジネス本に寄せているところが面白かったので少し紹介します。

今の私の背丈での、リーダーの考察ですから、
色々とご意見あると思いますが、あくまでも私の趣味の範疇でお付き合い頂けたら嬉しいです。

 

この本では、君主のタイプを7分類しています。

①「暴君タイプ」
・新しい時代が切り開かれる前に現れ、旧体制の価値観を完膚なきまでに破壊する

董卓・朱全忠

 

②「庸君タイプ」
・治世であれば、それなりの統治を実現できたであろう世襲の君主

袁紹・袁術

 

③「名君タイプ」
・創業の君主として新しい時代の価値観をつくり上げる時代の騎手

曹操・李世民

 

④「仁君タイプ」
徒手空拳からたたき上げ、そのカリスマ性によって一国の主に上り詰めた君主

劉備・劉邦

 

⑤「嗣君タイプ」
創業の半ばで倒れた父や兄を受け継ぎ、その遺産を生かして一国の主となった君主

孫権・永楽帝

 

⑥「明君」
創業の後を受けて、揺るぎなく国家を継承した守成の君主

曹丕・曹叡

 

⑦「亡君タイプ」
国家を滅亡に追い込んだ最後の君主、歴史では必ず悪く記される

劉禅・孫晧

ここから、タイプ別の私の考察です。

①「暴君タイプ」

暴君という言葉だけをみると、力で周りを従わせ、押さえつけ、好き勝手に振る舞うイメージを持つかも知れません。この本で書かれていた暴君は、そこに、旧来の価値観の破壊も意味しています。

 

ビジネスに置き換えてみると、「暴君タイプ」は、今まで組織を維持してきた側からすると破壊者になり警戒すべき人間という位置づけになるかも知れません。一方、その組織によって利益を享受できていない、もしくは、本来の力を発揮できない人からすると、一旦旧来の価値観を破壊してもらうことで活躍の場を広げる機会に繋がるかも知れません。

ここで定義されている暴君は、旧体制の破壊をするため、その反発も大きく最終的には反発の勢力に負けてしまい、組織の中で破壊をし、混乱を招いた人と位置付けられる可能性が高いように思われます。

 

ただし、このタイプがいたからこそ、次のリーダーが育ってきたので、暴君タイプの功績は、それはそれで大きい様に思います。

 

 

②「庸君タイプ」

この「庸」という字は、2種類の意味で用いられます。

安定した時代には、中庸という言葉で表され、臣下の意見を広く採用し安定し徳の高い君主と評されます。これに対して、乱世においては、凡庸という意味をもち、決断力を持たないなど評価は低くなります。

ビジネスで考えてみると、ある一定の仕組みが定まった組織では、力を発揮できるけれども大きな社会の変化に対応しなければいけなくなった時に生き残っていけないタイプかも知れないです。

 

 

③「名君タイプ」

ここで名君の意味は、すぐれた君主という意味ではなく、新しい価値観を創造する時代の騎手という意味をもちます。ここで大事なのは、新しい価値観の創造という言葉です。これは、新しいものであるがゆえに、周囲には受け入れられないことも多いですが、名君はこれを現在ある価値観に対して新たなものを提示し、相対化することで乗り越えていきました。

 

 

ビジネスで考えてみると、あまりにも先進的な価値観であれば、周囲に受け入れらないことも多々あります。価値観やものの見方だけ、いわゆる口先だけで終わってしまうのではなく、具体的な行動などで示していくことが必要となります。例えば、組織のトップであれば、新たな価値観を受け入れられる人を採用するなどの人事や、トップが見ている視点は、何歩も先であっても、周囲の受け入れやすい3歩目を見せ1歩を実行していくなどです。

名君は、であればあるほど、先進的な発想力だけではなく、いかに時代にそぐわせてゆくのかが問われる気がします。

 

④「仁君タイプ」

儒教最高の徳目が仁とされていますが、思いやりや真心をもっているという意味あいを持ちます。それゆえに、誰にでも好かれ、多くの人が寄ってくるカリスマ性を持っています。

 

ビジネスの世界では、こういったタイプの社長も少なくないかも知れません。このタイプの社長は、他のタイプよりも圧的にできることに偏りがあります。誰にでも好かれ、誰でも受け入れる傾向が強いため、緻密な商談や仕組みなどが必要なフェーズでは能力を発揮することができないかも知れません。誰か周りにサポートする人がいてはじめて、「仁」がビジネス上で生きています。そのため、ビジネスを進めていく上で、すぐれた軍師や武将にあたる人物との出会いが必要不可欠だなと感じます。

 

⑤「嗣君タイプ」

権力闘争で、親兄弟で血みどろの争いをするのが多い中国において、このタイプは、親・兄弟が作った遺産をスムーズに受け継ぎ国を治めた君主を指します。

 

ビジネスに置き換えると、家族経営をしてきている3代目、4代目社長がこれにあたるかなと思います。ここで、重要なのがスムーズに受け継ぎというところですが、ここには2つの視点があるように感じます。一つは、誰が受け継いでいくかというところです。もし、兄弟が多い、親子の不仲などがあると受け継いでいくことが難しくなるかもしれません。また、そもそも、その事業を受け継ぎたいのかなどもあります。

もう一つは、受け継いだ遺産を活用できるだけの器があるのかという点です。この遺産は、お金という意味ではなく、人や仕組みだったりもします。例えば、前社長の右腕だったけれども、今の社長にはついていけないからと、部下がどんどんやめるなどの事態になれば、会社を続けていくことは難しいかも知れません。

 

このタイプは、如何に、周りと上手くやれるのかという、調整能力の高さが問われるかも知れません。

 

⑥「明君タイプ」

このタイプは、「守成は創業より難し」という言葉の通り、創業したものを順調に守り育てていくことができることを意味します。
三国志では正確に言うと曹操は建国しなかったので、形式的には曹丕が創業となりますが、ここでは、実質曹操が創業、曹丕を守成ととらえています。

 

ビジネスの現場では、創業者の勢いで大きくなった会社を受け継いだ2番目の経営者が、仕組みの整備などをすすめ更に発展させていくと言イメージです。

⑤「嗣君タイプ」とは異なり、出来上がった仕組みや、会社の役員を引き継ぎ続けていくとは異なり、新たに仕組みを構築し人材の登用などをして会社を発展させることが必要となります。

創業はある程度自由がききますが、守成は今あるものや人を最大に活用する必要がありますから、新たな創造力と調整力の二つの能力が問われるのかも知れないです。

 

⑦「亡君タイプ」

国家を滅亡に追い込んだ最後の君主ということで、後世への戒めのためにも実態よりも悪く描かれることが多いのがこのタイプとのこと。

ところが、現実はそうでもなく、時代と自身の器とが合わなかったために、最終的には自分の器に収まっていったのではないのかなと思います。

 

ビジネスに置き換えると、会社を終わらせた社長ということになりますが、会社を終わらせることが全て悪いことではありませんから、どの様に最後の幕をひくかというのも腕のみせどころなのではないかなと思います。

①~⑦いかがでしたか?
それはおかしいというご指摘もあるかと思いますが、
あくまでも、一考察としてお読みいただければ嬉しいです。

私はどのタイプで会社を運営できるかな…

と考えた時に、②の庸君タイプがいいかな…
乱世とかやだし。安定した時代にみんなの意見を聞いてとかがいいな

とかおもいつつ。

 

そもそも、
私、君主のタイプじゃなーい。

 

という結論に至ったきがします。

 

他に、軍師や武将のタイプがありますが、
まだ、そこを論じられるほど三国志に詳しくないので
今は趣味の範疇でこの程度にとどめておくことにしました。

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