ビジネスで上手くいく秘訣の一つに、苦手なことに手を出さない！があります。
私は、社会に出て自分の得意なこと苦手なことが分かるまで、出来ないことがあるのが悪で、できるのが善の様に感じた時期がありました。
そんな時期、間違えや出来なことに過敏に恥ずかしさを感じてしまい、出来るふりをしてみたり、できると嘘をついたりしていました。
やると言ったのにできていないじゃないかと責められる度に、小さな嘘が、真綿で自分の首をしめるのを感じていました。
今では、できないことは最初から相手に伝えます。苦手なことも教えます。できないところは、他の人にやってもらいます。もちろん分からなければ聞きます。
この苦手というのを見つけるのも、結構大変です。とことん工夫をしてやってみて、それでも好きじゃないと気がついた経験や、ミスが多いと周りから指摘されることで初めて分かります。
なんとなく億劫だからという理由で最初から苦手と決めつけてやらない、ちょっとやって投げ出すということの繰り返しでは本当の苦手は見つかりません。
ここかからは、長々と私の苦手なことを綴らせて頂きます。
時間のある方はお付き合いください。
私は、決まったことを続ける事務作業がとても苦手です。
同じことを繰り返すとミスが出ます。忘れ物も大変多いです。暗記も苦手です。
こんな私が、もし学生や会社員であれば、注意が足りないと叱責の対象になったかもしれません。もしかしたら、散々注意を受けてきたのかもしれませんが、あまり記憶力はよくないので、そんなに叱責されて嫌な思いをしたという記憶もありません。
それでも、もっと頭がよければなと悩んだ時期もあったので、自分なりに努力をしてきました。どうしたら忘れ物をしないか。チェックリストを作り、注意を払うようにします。でも、他に夢中になる新しいアイデアが頭の中に出てきたり、他にやらなければいけないことが発生するとスポンっと持っていかなければいけない物を忘れます。
文章の校正もできないです。3回くらい読んでいると、そうだと思いこんだ字は、間違っていても気が付きません。そうだと思いこむと、すべてがその通りに見えてしまうので、自分の記憶などにはほとんど自身がありません。
一番ひどいなと思うエピソードは、取引先にお金を振り込む際に、自分の口座にお金を入れて振り込みが完了したと思いこんでしまったことが数度あります。チェック項目を色々と決めていて、何度も確認をしているのに完全に思いこんでいるので気が付かないというひどい有様です。
もちろん、どのケースでもしばらくすると数字が合わなかったりするので、最終的には判明はしますが、私がこれをずっとやり続けると大きなトラブルになる可能性があるので、信頼のおける他の誰かにお任せをすることにしています。
忘れ物に関しては、大事なパソコンをどこかになくしてしまい近所のスーパーから出てきこともありますし、年に数度は家の鍵を忘れます。ワクワクする仕事をいくつも手掛けている時は、携帯・財布・鍵といった三種の神器のどれかは必ずどこかに置いていってしまいます。
朝、忘れ物を取りに最高で3度駅から家を往復したことがあります。
お酒を飲むとたいてい、忘れ物をして帰ります。なので、外でお酒を飲むのは控えています。
自分がものすごく興味のあるもの以外は暗記も苦手です。
実は、子供のころ勉強は得意でした。すごく好奇心旺盛な子供だったので、本もたくさん読みました。なんでもかんでも新しいものや、世の中の仕組みなどに興味がわくので、私は暗記が苦手だと全く気が付きませんでした。
苦手なものに気が付き始めたのは高校生の頃でした。
暗記の少ない数学は得意でした。
一番できなかった教科は、世界史と化学です。
カタカナと記号をどうしても覚えられませんでした。この二つは、受験で選択しなければ良いので、選びませんでしたが、私をかわいがってくれた3年次の担任の先生が化学の先生で、とても目をかけてくれた進路指導の先生が世界史の先生でしたので申し訳なさはありました。
必須科目の英語も暗記に苦労しました。それでも、受験生はみな同じように必死で暗記をするので、私も死ぬほど頑張りました。今は英語を話すことが多少できます。暗記ではなく、実際に話をする機会を大学の時に設けて、卒業後もニュージランドなどで仕事をしたので身体で覚えました。
ちなみに、本や映画の内容もよく忘れます。スターウオーズは、何度見てもどんな内容か覚えられません。本好きなのですが、読んだ本の内容はかなりの割合で忘れていきます。
ここまでの話で自分自身を振り返ると、私はADHDなのではないかと思い無料診断を受けてみました。すると、可能性があるので医師の診断をおすすめします。と出ます。
なるほど。と自分自身では安心をしますが、苦手なことがあるからと言って、現段階では特に困っていると感じないのでお医者さんには行きません。
今は、苦手なことは人に任せて得意な形に変えて仕事をしています。できないことをカバーするような仕組みを取り入れます。
ですから、自分の得意なことに力を注いでいますので、周りからはなんでもできるしっかり者に見えるようです。
ここまで、自分の苦手話を書いていて、私は本当に一人では何もできないなと改めて実感してしまいました。よく、10年近く一人でビジネスやっていたな…。と呆れます。
今は、こんなにも苦手なことがあるのでチームを組んで仕事をすすめています。
いつも私を支えてくださる皆様方、お陰様でありがとうございます。
自分で、苦手なことを書いていて、改めて周りの皆様に感謝の念でいっぱいになりました。
長い文章を最後までお読み頂きありがとうございます。
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